スリランカってどんなところ?

みなさん、スリランカってどんな国か知っていますか?このページでは,スリランカのことについて紹介します。
スリランカはいつも暖かいの?
 スリランカは赤道の近くにある国です。私たちの住んでいるコロンボの気温は、年間を通して28度から32度くらいです。夜でも気温はそれほど下がらず、気温の変化を身体で感じることは少ないです。ですから、一年中暖かいと言ってもいいでしょう。
 しかし、紅茶の産地で有名なヌワラエリヤは高原地帯の中央に位置し、半そでではいられないくらい冷えこみます。年間の平均気温は16度くらいですが、寒いときですと5度くらいになるそうです。お店には、マフラーや手袋、ジャンパーなどが売っています。
満月の日がお休みって本当?
 スリランカは国民の約70パーセントが仏教徒(仏教を信じる人たち)です。仏教徒の人たちは、満月の日には働くことをしないで一日ゆっくりと体を休め、お寺へお参りに行きます。
 満月の日をポーヤデイと呼び、この日は国民の休日になります。銀行や役所、デパートなどはすべてお休みになります。(最近はおおきなスーパーなど、開いている店も多くなってきました。)
 また、ポーヤデーにはお酒を飲んではいけないというきまりがあり、スーパーに並んでいたお酒は、奥にしまわれてしまい買うことができません。
ゾウが道を歩いているって本当?
 8月の新月から満月(ポーヤ)までの2週間、キャンディでは世界的に有名な祭りの一つ「ペラヘラ祭」が行われます。ペラヘラ祭の時期(特にポーヤデー)には、世界中から観光客が集まり、街が熱気につつまれます。
 この祭りでは、100頭ものゾウが華麗な衣装をまとって、音楽や踊りをする人々といっしょに街をねり歩きます。ペラヘラ祭の前にキャンディの近くを通ると、この祭りに参加するためにあちこちから集まってくるゾウとすれ違うことができます。
スリランカの人たちは毎日カレーを食べているの?
 はい。そうです。スリランカの人たちは、毎日、しかも3食カレーを食べています。とはいっても、みなさんが知っているカレーとはちょっと違います。
 スリランカのカレーは、日本のカレーよりずっと水っぽく、ご飯にかけると下にしみていってしまいます。それを手でよく混ぜ合わせて食べるのです。
 カレーの種類はたくさんあり、味もいろいろです。ですから、毎日カレーを食べてあきるということはありません。日本人が、毎日ご飯を食べたりおみそ汁を飲んだりするのと同じです。
 しかし、最近は世界各国からいろいろな食べ物が入ってきているので、毎日カレーという人ばかりではありません。世界のいろいろな味を楽しんでいる人もいます。近年、コロンボにマクドナルドができたので、日本と同じ味のマクドナルドのハンバーガーを食べることもできます。
スリランカの人たちはどんな言葉を話しているの?
 スリランカでは、3つの言葉が話されています。シンハラ語、タミル語、英語です。
 スリランカでは、シンハラ人とタミル人という主に2つの民族が入りまじって生活をしています。シンハラ人は国民のおよそ70パーセントです。シンハラ語は主にシンハラ人、タミル語は主にタミル人によって話されます。英語はその両方の人たちが使います。
 コロンボでは、家で英語を話して生活している人も多く、シンハラ語より英語の方が得意という人もいます。また、3つの言葉を上手に話せる人もたくさんいます。
 シンハラ語は、日本語と文法(言葉の並び方や使い方)がにています。文法だけでなく、言葉そのものがにているものもあります。みなさんは、「これかしてくれる?」ときかれたら「かまわないよ。」と答えることがあるでしょう。「かまーねー。」と言うことがあるかもしれません。シンハラ語では「かまーねー。」のことを「カマンネー」と言います。また、「ない」ことを「ネー」(『ねー』より少し口を開けて)と言います。おもしろいでしょう?

 スリランカがどんなところか少しはわかってもらえましたか?もっとくわしく知りたい人は、平成11年度の子どもたちが作ったページ<スリランカの生活>を見てください。
<スリランカの生活>をみたい人は「go」をクリックしてください。


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