部活動

 コロンボ日本人学校で行われている部活動は、日本で行われている「クラブ活動」や中学校や高校で盛んな「部活動」とは少し様子が違うのです。
 話は、平成6年までさかのぼります。今でもそうですが、その当時も、運動をするのが大好きな子どもたちがたくさんいたのだそうです。その子たちは、休み時間になると狭い前庭などでバスケットボールなどをして汗を流していました。そして、技術が向上してくると、休み時間だけでは物足りず、学校が終わってからも学校に集まってはバスケットボールなどをしていたのだそうです。それを知った学校の先生やお家の人たちが、放課後の時間の過ごし方やバス下校や車でのお迎えのことなどを話し合い、その結果、授業の後(放課後)に部活動の時間を作り、みんなで協力をしながらその活動を支えていこうということになりました。それ以来、子どもたちの興味や関心・希望の変化にともない、年々様々な部(運動部・音楽部など)を立ち上げ、活動を続けてきました。
 そして現在(平成13年度後期)は、「バスケットボール部」・「卓球部」・「手芸部」と3つのグループに分かれて活動をしています。

バスケットボール部  
卓   球   部  
手   芸   部  

 * 小学部4年生以上から、中学部3年生までの参加希望者が活動しています。
    (子どもたちが自主的な活動をする課外活動です。)
 * 活動日は、毎週火曜日と金曜日の放課後です。
 * 中学部がテストなどで活動できない場合は、小学部だけで活動することもあります。
 * 学校の先生(担当)と保護者の方々(毎回交代)が子どもたちの活動を見守っています。


 昔と比べると、スイミング・空手・テニス・ピアノ・バイオリン・英語など、子どもたちの放課後の時間の過ごし方(習い事)も多様化してきています。しかし、放課後、日本のように友だちの家へ自由に行き来することができないスリランカの現状からも、気のあった友だちと一緒に過ごせる部活動は、子どもたちが楽しみにしている活動と言えるでしょう。